「容疑者Xの献身」

映画「容疑者Xの献身」観てきました。
既に各所で言われていますが、素晴らしい出来。
京極堂VSガリレオかよ、などと言われていたキャストも、良かった。堤真一@石神が役者っぷりを見せつけてくれた。浮世離れした美形学者(笑)の福山@湯川と好対比。(とか言いつつ、湯川も少し老け顔で撮られてたような……、気のせいかな)
ドラマのノリの良さやぶっ飛びっぷりは無いものの、淡々と描かれていくシーンがリアリティがあって胸に迫る。(まあ、これは原作も短編と長編ではかなりテイストが違うので、原作通りとも言える) 石神の部屋で湯川と石神が酒を酌み交わすシーンとか、良かったなぁ。伏線もいい具合に挿入されてたし。雪山のシーンが意味不明だったけど、あれはあれで石神のキャラクターを強調してた、のかな。
映画で観ると、ドラマでは余計だとか言われてた内海のポジションもありのような気がする。つか、あそこに草薙が入ってたら、完璧な腐映画だ(苦笑) 「話を聞いてくれるか、<友人>として」とかww 映画でのあのポジション前提にドラマから作ってたとしたら、凄いんだけどなー。
あとは、男社会の刑事部屋で「お嬢ちゃん」呼ばわりされてお茶汲みさせられる内海とかもなかなか……、考えさせられましたなぁ。


それはさておき、カップリングは石神×湯川ですね(爆) 間違いない。学生時代から唯一「特別」だった石神を告発しなければならなくて苦悩する湯川とか。いつの間にか「愛」を知っていた石神に置いていかれたようで、どうしたらいいのか分からない湯川とか。うは、萌ゆるww

原作:「容疑者Xの献身」 東野圭吾 - __ScrapBook of Plumber