平成22年4月に大阪府でBL雑誌が有害指定された件に関する覚書・解説・考察など

念のため

この記事はあくまでも個人的な覚書や考察であって、特定の表現を積極的に規制しろとかまったく規制するなとかいうものではありません。念のため。

BL雑誌が有害指定されたそうです

朝日の記事から抜粋

大阪府は26日、少年同士の恋愛を題材にしたボーイズラブ(BL)」を扱った漫画が掲載された8雑誌を「有害図書」に指定し、18歳未満への販売や閲覧を禁止することを決めた。一般図書と区分した陳列も義務づける。
(中略)
BLは同性愛という性的少数派を扱っており、「誰もが性的感情を刺激されるものではない」などの理由でこれまで対象外だった。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201004270014.html

これまで有害指定されなかった理由がふるってますね! 性的少数派! 普通に「慣例的に指定してこなかった」って言・え・よ!*1
どんな表現であれ「誰もが」性的感情を刺激されることなんてないと思うんですけどね。そして一方で「BL自体が性的少数派(同性愛者)を抑圧している」だのなんだの言われるわけですが。いやあ、色々大変ですね。

そもそも有害図書って?

知らない人もいると思いますので*2軽く解説しますと、*3

性や暴力に関して露骨もしくは興味本位の取り上げ方をし、青少年の人格形成に有害である可能性があるとして政府や地方自治体等によって指定される出版物。
有害図書 - Wikipedia

です。
指定されると青少年に販売しないことが書店などに義務付けられます。具体的には売り場自体を分ける*4か、ビニールがけしたうえで他の図書と離して陳列するとか店員が監視出来るところに置くとか高いところに背表紙だけ見えるようにして置くとかしなきゃなりません。
大阪府では大阪府青少年健全育成条例および青少年健全育成条例施行規則に従って指定されます。


以下ちょっと蛇足気味。
有害指定には包含指定個別指定というのがあります。
包含指定は、条件を満たしていたら駄目ですよ!というものです。これは自動的に設定されます。物量があったら駄目ったら駄目です。指定です。
条件の中から今回関連する性的描写に関する部分を抜き出しますと

(1)全裸又は半裸での卑わいな姿態で、次に掲げるもの(陰部又は陰毛を覆い、ぼかし、又は塗りつぶしている場合を含む。)
イ 陰部又は陰毛を露出し、又は強調した姿態
ロ でん部を露出し、又は強調した姿態
ハ 自慰の姿態
ニ 女性の排せつの姿態
ホ 陰部、胸部またはでん部へのせっぷん又はこれらへの愛ぶの姿態
(2)性交又はこれに類する性行為で、次に掲げるもの(陰部又は陰毛を覆い、ぼかし、又は塗りつぶしている場合を含む。)
イ 性交又は性交を明らかに連想させる行為
ロ サディズム又はマゾヒズムによる性行為
ハ ごうかん若しくはごうかんを明らかに連想させる行為又は強制わいせつ行為
大阪府青少年健全育成条例施行規則 第5条

これが全体の10分の1以上もしくは10ページ以上あったら自動的にNGです。絵でも文字(小説)でも駄目です。
あれ? と思いませんか。BLで言えば、尻を出してたり自慰をしてたり乳首舐めてたり……普通ですよね(笑) 卑わいだったり強調しているかは、さておき。
そこで、というわけではなく表現の自由を尊重するためにただし書きがあります。

ただし、その内容が主として読者又は視聴者の性的感情を刺激するものでないと認められるものについては、この限りでない。
大阪府青少年健全育成条例 第13条2項

くだけた言い方をすれば、性的描写が主ではなく明らかに恋愛などの表現の一部であればOK、ということでしょう。*5
とはいえ、一部の過激系BLは明らかに包括指定にあてはまりますけどね。そういった認識はBL読者にも必要だと思います。

ただし、包含指定に該当しなくても*6個別指定されることがあります。条例は長いので引用しませんが、包含指定の内容を特に露骨に表現していて青少年に対し卑わいな、又は扇情的な感じを与えるものであること、とされています。

実際の運用としては、包含指定で全体を抑えておいて、個別指定で特に問題のあるもの規制の基準となるようなものを例示するとなっているようです。
例えば大阪府の平成22年3月の指定などを見ると、個別指定されているのは雑誌1冊のみで、包含指定対象の中で「とりわけ、表紙等を見ただけでは有害図書類と判別しにくい女性向けコミック等の一例」が記載されています。


それにしても個別指定にしろ例示にしろレディコミばっかなのは何故なのでしょうね…。男性向けは一目で分かるってことなのか、指定しなくても十分に区別されているということなのか。

追記:成人指定マークについて

ブコメ等で男性向けは成人指定マークがついているので指定されないのだ、というコメントがありました。
成人指定マークは、出版社側が自主的に「これは有害図書や不健全図書の包括指定にあてはまるので、未成年には売らないでください」と表示するもの、と認識しています。*7
確かに、男性向け作品の多くには成人指定マークが付いていますが、それは完全なものでしょうか?
今のところ成人指定マークは付いていないが、性描写がちょっと過激な雑誌、というのは存在しないでしょうか? ぶっちゃけ、アニメにもなった『聖痕のクェイサー』とか結構ギリギリだと思うんですけども。*8 美少女文庫とか二次元ドリーム文庫とかどっこにも成人指定マークは付いてませんけど*9、同じような雑誌やコミックはまったく無い、のでしょうか?
ちなみに、女性向けでもBLゲームの方は普通に18禁マークが付いていることが多いです。業界の慣習の違いでしょうかね。


有害図書に指定されるとどうなるか

書店などは、有害図書指定されたものを青少年が手に取らないように分けておいたり監視したりしなければなりません。当然負担になります。
詳しくはこちらが分かりやすいです。大阪府/「有害図書類」の販売等における区分陳列等
そういった余力のない書店は有害図書を扱わなくなりますし、分けて置かれたら一般の読者の目に触れにくくなります。*10
そうすると当然、売れなくなります
インターネットなどでは販売できますが*11、やっぱり絵とかあらすじとか帯の勢いとか、そういうリアル書店の力というのは減じてしまいます。
また、

出版業界の自主規制ルールとして「東京都の不健全図書(有害図書)として連続3回、もしくは1年間に5回以上指定された出版物(雑誌)は、特別な注文等がない限り取次業者では扱わない」というルールが定められており、そのためこのルールに該当した出版物は事実上一般書店での販売が困難となる。
有害図書 - Wikipedia

というのもあります。*12
いくら表現者としての情熱があろうと、読者の情熱があろうと、同人誌じゃないので商業的にやっていけなければジャンル自体が衰退します*13
「自分はオンラインで買うからいいやー」とか言ってるひともいそうですが、インターネットでいちいち新刊チェックしてくれたり検索してくれたり買ってくれたりするコアな読者だけでは、商業的にやっていけない、という可能性は十二分にあります。売れなくなれば、部数が減ります。部数が減れば、値段が上がります。値段が上がれば、売れなくなります。売れなくなれば(以下略


今回「有害図書」指定された雑誌について

本当はここが書きたかっただけなんですが。前置きが予想外に長くなってしまった…。
今回個別指定された雑誌は、個別指定するのに順当なのか。個別指定や包括指定の例示となるほどに露骨で卑わいで扇情的かつ、恋愛ものとしての必要や必然性を超えてまで「主として読者又は視聴者の性的感情を刺激するもの」なのか。考えてみました。

ちなみに、以下のコメントはあくまでも私見と主観によるものです。また、該当の号を参照したわけではなく今までの経験的な認識と、手元にある単行本による分析を加えたものであることをお断りしておきます。*14


大阪府/平成22年4月30日 有害図書類指定一覧


Young Love Comic aya (ヤング ラブ コミック アヤ) 2010年 05月号 [雑誌]Young Love Comic aya (ヤング ラブ コミック アヤ) 2010年 05月号 [雑誌]

宙出版 2010-04-08
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
絶対恋愛 SWEET (スウィート) 2010年 05月号 [雑誌]絶対恋愛 SWEET (スウィート) 2010年 05月号 [雑誌]

笠倉出版社 2010-04-10
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
恋愛美人 if (イフ) 2010年 05月号 [雑誌]恋愛美人 if (イフ) 2010年 05月号 [雑誌]

セブン新社 2010-04-14
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
以上3冊はレディコミ(not BL)なので省略。というか門外漢なのでわかりません! 
イフとか絶対恋愛とかは過去にも指定されてるし、東京都の不健全図書にもたまに入ってますね。
ところでアヤの表紙イラストがどうみてもBL作家の南国ばなな先生……別PNかああぁぁ!!*15

drap (ドラ) 2010年 05月号 [雑誌]drap (ドラ) 2010年 05月号 [雑誌]

コアマガジン 2010-03-31
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
大人向けの、少しエロ抑えめの雑誌という印象。登場人物の年齢も大学生以上や社会人が多い。エロというよりは濡れ場も含めた色気のある恋愛模様を楽しむ系だと思います。1話30ページくらいで濡れ場は0から多くて5、6ページ。連載作品が多く*16、一冊の雑誌中で濡れ場がある作品は半分くらい。同じ作家さんでも他の雑誌に比べれば抑え気味の描写が多いです。必ずしも全作品(全話)に濡れ場があるわけではないし、有害指定っていうにはちょっと…。

Boy's LOVE (ボーイズラブ) 2010年 04月号 [雑誌]Boy's LOVE (ボーイズラブ) 2010年 04月号 [雑誌]

ジュネット 2010-03-13
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

BOY'S ピアス (ボーイズピアス) 2010年 05月号 [雑誌]BOY'S ピアス (ボーイズピアス) 2010年 05月号 [雑誌]

ジュネット 2010-03-24
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
まあ、ここ二つは仕方ないかなという感がありますね。雑誌でも単行本でもエロや濡れ場を全面に押し出していますし、濡れ場だけのカラーピンナップなどもありますし。漫画でも作品の最低3割以上など濡れ場ノルマがあるという噂。作者さんによって差はあるものの、実質的には1本30P前後の作品中4割くらいが露骨な濡れ場ですね。一応、消しは入っているものの、局部などをかなり露骨に描写する傾向にあります。
あと、応募者プレゼントにアダルトグッズがあったりゲイDVDがあったりすることもある。むしろ最近はDVD付きの雑誌まであるし。ぶっちゃけ、これを規制せずに何を規制するという(爆) ここだけ1社で2冊というのも物量的に仕方な(ry 
……でも何故、最近煽りも内容も過激化している印象のある「コミックJUNE」や「DVD JUNE」じゃなくてこの2冊なのかなー、とは思う。
念のためフォローしておくと、9割方の作品にはちゃんとストーリーがありますし(読み切りといいつつ連作だったりもするし)、あくまでも過激な純愛!と見る読者も多いようです。念のため。
ちなみにジュネットというのはこれらのBL雑誌を出すために最近できた会社で、以前はマガジン・マガジンというところが出していました。いにしえの「JUNE」*17を出していた出版社であり現在も「コミックJUNE」という雑誌を出していますが、中身は完全に断絶しています。別物です。

麗人 2010年 05月号 [雑誌]麗人 2010年 05月号 [雑誌]

竹書房 2010-04-09
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
男性向けアダルト系や麻雀雑誌も出している竹書房の、アダルト耽美系BLの筆頭雑誌。表紙は(掲載作品の作家さんではなく)決まったイラストレーターさんが描いていて、あまりBLっぽくないのも特徴。まあ、ボーダーラインを設定するならこの辺かなぁ、という感じ。元々の対象年齢も高いし。おそらく濡れ場ノルマもあり。
これも登場人物は年齢高め。基本的に読み切り。盛り上がりとしての濡れ場はほぼ必ずあるものの、ジュネット系に比べれば量も少ないし、なんというか、ソフィスティケイトされています。あくまでも耽美系。1本30P中2〜6Pくらい。作家さんにもよりますが、適度に隠されていたりして、直接的な汁とか挿入シーンは少なめ。猫田リコ山田ユギなど乾いた絵を特徴とする作家さんも多いので、そんなに扇情的には感じません。井上佐藤、鬼嶋兵伍など既存のBLの枠に捕らわれない作家を発掘している雑誌でもあります。*18
竹書房では最近「麗人ブラボー」というもう少し濡れ場多め&露骨めの雑誌も出しているので、何故そちらではなくこっちが指定されたのかちょっと疑問。単に発行日の問題かなぁ…。

  • Chara Selection5月号(徳間書店

Chara Selection (キャラセレクション) 2010年 05月号 [雑誌]Chara Selection (キャラセレクション) 2010年 05月号 [雑誌]

徳間書店 2010-03-20
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
若い子向けの、ライトなBL雑誌です。BL系の入門書とか定番とか言ってもいいくらい。どうして指定されたのか本気で疑問。本格的な濡れ場の無い作品のほうが多いくらいではないのか。これを指定するなら「少コミ」とかもアウトだろ、ってレベル。
手元の単行本で見てみたレベルでは濡れ場は1冊(180P前後)にゼロか多くて10Pくらい。それも裸で重なり合ってるって感じで、局部とかの描写が露骨ってことは全然ない。
強いて言えば、セレクションなのでChara本誌に比べれば読み切りが多い=濡れ場が多いというのは言えるかもしれません。恋愛クライマックスとしての濡れ場的な意味で。

Daria (ダリア) 2010年 06月号 [雑誌]Daria (ダリア) 2010年 06月号 [雑誌]

フロンティアワークス 2010-04-22
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
これも比較的若い子向けの、ライトな雑誌です。サンプルとして見てみた単行本には1箇所も濡れ場がなかったよ…? 濡れ場がある作品でも単行本1冊に1、2回、多くて10Pというところ。Charaと同様、描写もそんなに露骨じゃないし、連載ものも多い雑誌なので、濡れ場の無い作品が多いくらいだと思います。本当に理由が見当たらない…。

  • ボーイズキャピ!’10春「花音5月号増刊」(芳文社

ボーイズ キャピ ! 2010年 05月号 [雑誌]ボーイズ キャピ ! 2010年 05月号 [雑誌]

芳文社 2010-03-25
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
今回始めて知った雑誌でした。花音の方はBLの定番雑誌ですが、それの少し濡れ場強調系&若い子向けのバージョンのようです。BL作品の幅が広くなるにつれて、こういった1ブランド内でのグレード分けも増えてきました。登場人物の年齢が低めのようなので、青少年の性的興味を助長している、と捉えられる可能性はあるかも。表紙の傾向とか(比較的)低年齢向けのレディコミっぽいところもあるので、そこが引っかかった…のかな?

  • JUNK!BOY(ジャンクボーイ)はるやすみ号(リブレ出版

JUNK ! BOY (ジャンクボーイ) はるやすみ号 2010年 05月号 [雑誌]JUNK ! BOY (ジャンクボーイ) はるやすみ号 2010年 05月号 [雑誌]

リブレ出版 2010-04-03
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
これも初見。BLの大御所「ビーボーイ」の少し若い子向け&読み切り主体雑誌…かな? 表紙や、「仲良しすぎ男子特集」といった特集内容からはそれほどエロ主体の雑誌とも思えませんが。アダルトを前面に押し出した「BE-BOY GOLD」とか本誌の「BE-BOY」の方が余程…と思うのですがどうなのでしょう。
ちなみにビーボーイはBL系&女性向けSFとかファンタジーとかの大御所、ビブロスから出ていましたが、ビブロス倒産に伴ない、アニメイト系列のリブレ出版にブランドごと引き取られたという経緯があります。*19


結論: 基 準 が わ か ら な い。

なんつーか、ピンからキリまで指定しすぎだろう、と思います。Charaやダリアが駄目ならば、同じようなもしくはもっと過激な雑誌はいくらでもあるし、同一出版社から明らかにもっと売れてる&濡れ場のある雑誌があるのに少なくともぱっと見は(煽りとか表紙イラストとか)過激じゃない雑誌が指定されていたりするし。
逆に実効性に疑問を持ってしまうくらいです。こういうのって本当にNGなところを指定して、これ以上は18禁ですよ〜、とか自主規制を求めてこそ、意味があるんじゃないの??
現状では「とりあえず目立つ出版社から適当に一冊ずつ指定した」と言われても頷いてしまう感じ。一社一雑誌(ジュネットだけ二つだけど)というのもなんだか…。
これが全て個別指定の「露骨に卑わいで扇情的」であるならば、世の中のBLの9割は18禁の有害図書です。……本当に?


これだけBL雑誌が氾濫してしまったら、一定の基準で*20有害指定などされるのは仕方ない面もあると思いますが、やるならば網羅的かつ明確な基準でやってくれないと困ります。

いつぞやの堺市の図書館のときのように、「表紙に男が二人並んでいる」というだけで青少年に有害な図書扱いするつもりではないでしょうね?
ていうか…

>Chara Selection[キャラセレクション]5月号(徳間)
徳間は条例に反対する本を出す
>JUNK!BOY(ジャンクボーイ)はるやすみ号「マガジンビーボーイ5月号増刊」(リブレ)
都の条例案に正式に反対声明出してる
>麗人5月号 (竹書房)
都の条例案に正式に反対声明出してる
>Daria(ダリア)6月号 (株式会社フロンティアワークス)
都の条例改悪の件で積極的に動いてるBL作家さんがよく本を出してる出版社
色々勘ぐっちゃうねぇ
シンプルに言えばそういう事

2ちゃんねるより
http://d.hatena.ne.jp/strangexxx/20100428/1272447323

おーいいぃぃ!おーい!!


今後の出版社および大阪府内の書店の反応を見守りたいです…。

*1:少なくとも条例では「異性間・同性間を問わず」って但し書きがあるくらいには同性愛も意識してるんだし。

*2:というか自分も一年前くらいまでよく知らなかったので

*3:以下、基本的に大阪府の場合です

*4:AVビデオコーナーみたいに青少年が入れなくする

*5:おかげさまで渡辺淳一の『失楽園』も菊地秀行も(多分)有害図書では無いし、誰でも買えるわけです。

*6:例えば物量が少ないとか、迂遠な比喩表現をしているとか。

*7:間違っていたらご指摘ください

*8:クェイサー大好きですけど!アニメ全話見てますけど!

*9:そもそも小説のレーティング自体が難しい、というのはさておき

*10:そもそもそれが目的なので

*11:売り場を分けなくても年齢確認を設ければいいので

*12:過激系レディコミなどは、この自主規制ルールへの対策としてか、雑誌名やアンソロジー名を微妙に変えてどんどん別雑誌を出すこともあったようです。レディコミ部門だけ別出版社にするとか。別出版社方式はBL系でも増えてますね。

*13:実際、過激系レディコミは衰退しつつあるとかなんとか。

*14:そもそもあまり雑誌を買わないのであった;

*15:BL系作家はレディコミ系でも「濡れ場がまともに書ける&いい男が書ける作家」として重宝される傾向にあります。百合系雑誌でも同様。

*16:連載の場合全体に使えるページ数が多いため、濡れ場の無い連載回があることも多い。読み切りの場合は一話で出会いから恋愛成就まで書くので、一話一回の濡れ場がほぼ必須になる

*17:BL以前の耽美系のバイブル的雑誌

*18:ただし鬼嶋兵伍はエロい。でもって面白い。

*19:というかそのためにリブレ出版を作ったというか

*20:レディコミや男性向けエロなどと同等の基準で