電子書籍Storeの配信点数比較
iPadを手に入れて電子書籍に俄然首を突っ込みたくなったナツさんです!
さて、電子書籍ストアに行って思うこと。探しにくい! 頑張って探しても読みたいのが無い! そして高い!!!
ただでさえ電子書籍ストア乱立であちこち探さなければならないのに、あちこちで検索しても見つからなかった時の脱力感ときたら。
そもそもどこで探すのが効率がよいのだ?
というわけで、ちょうど電子出版EXPO開催中でしたので、各種電子書籍ストアの配信点数をざっくり調べてみました。
っていうか配信点数くらいストアで公開しろよ! と思うのだけど多分あんまりにもショボくて出せないのでしょう多分。。
調査日時は2012年7月6日現在、曖昧な数字しか出してないところも多いので、あくまで目安です。
対象は和書のみとしました。
取次系電子書籍ストア
さて、電子書籍ストアと言っても2種類あります。
出版社直営ストアと取次系(つまり間に業者が入っている)ストアです。
出版社直営は基本的に運営会社のものしか配信しませんから*1取次系の方が当然点数が多いです。
電子書籍端末を作っている会社がストアを運営していることもあり、これも取次系にカウントしました。
BookLive *2 | 86,000 |
honto *3 | ???? |
eBookJapan | 60,000 |
パブリ | 22,000 |
パピレス | 50,000 |
Renta*4 | 30,000 |
ソク読み | 28,000 |
紀伊国屋BookWebPlus | ???? |
Yahoo! ブックストア | 49,000 |
Koboブックストア *5 | 30,000 |
BookPlace *6 | 85,000 |
BooksV *7 | 50,000〜60,000 |
Reader *8 | 60,000 |
ガラパゴスストア*9 | ????? |
地球書店 | 3,000 |
BookGate | 1,600 |
最大手で8万5千前後、というところでしょうか。
hontoは調べたのですが、ネット書店と併設で電子書籍の点数が見つかりませんでした。誰か知ってたら教えて下さい。
Koboは洋書が200万冊以上あるのですが、和書は3万に留まっているようです。またBooksVは何故だか雑誌記事点数まで入れてやがったので、ジャンル別の冊数を目視で合計しました。
地球書店とBookGateの一万冊以下ってのは冗談みたいだけど本当です。んでまた微妙な本しか無いんだこれが……。
直営系ストア
書店直営系。まあつまり囲い込み用。大手だけ。
角川BookWalker | 6,000 |
BookVillage | ???? |
小学館eBooks | ???? |
公開してるところがほとんど無いorz
角川も通りかかったタイミングで流れたスライドの数字をメモっただけなので、直営系はあんまり表に出さない方針なのかも。。
まとめ
直営系が外に出してないコンテンツがある程度ある、取次系の配信コンテンツはだいたい同じ(出版社が同じ物を色々なところに出している)という前提でカウントすると、国内で手に入る電子書籍は、延べ約10万から多く見積もっても15万というところでしょうか。
Koboが洋書なら200万点以上をうたってることと比較すると。。。
日本の年間出版点数が大体7〜8万なので、電子書籍ストアには約2年分の書籍しか無いことになります。*10
東京の区立図書館だと、所蔵点数30万点超えもザラですからそれと比べても見劣りしますなぁ。
しかし何よりうんざりするのは、電子書籍ストアの乱立っぷり。ここに上げてないストアもまだまだあって、更に電子出版EXPOでは「電子書店ソリューション」なるものが堂々と出てたりして、小型電子書店はまだまだ乱立の余地があるようです。
せめて…せめて横断検索を!
結論:どうせ手に入らない本は手に入らないので、取次系を1つか2つ、あとはその出版社の直営をチェックしたら諦めるべし
っていうか普通本を買うのに「あの本はあの出版社だからあそこの本屋で〜」とかやる?!やらないよね?!