「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎

陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)

初伊坂作品。キャラクターも適度に立ってるし、会話のテンポもいいのでさくさく読めました。てか面白いです。
それぞれ特殊能力（？）を持ったキャラクター達が、分をわきまえながらも能力を出し惜しみしないのがいいですね。鬱々として普通に生きようとかするよりはずっと好みです。ある意味突き抜けてる価値観や倫理観もいい感じ。映画化するらしいですが、この軽妙さが失われないといいなぁ。
もちろん強盗計画の描写や、伏線と最後のどんでん返しも見事。