「銀河ヒッチハイクガイド」
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/03/17
- メディア: DVD
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主人公は平凡なイギリス人(ひたすら紅茶を求める・笑)。が、ある日いきなり自分の家がバイパス建設のため取り壊されるはめに。役人曰く
「告知は1年前から役所に貼り出してありました」
そしてその直後、地球が宇宙バイパス建設のために取り壊されるはめに。宇宙役人曰く
「告知は50年も前から××星雲の事務所に貼り出してありました。地方行政に興味を向けないあなた方が悪いのです」
というわけで、地球は破壊され、主人公は実は宇宙人だった親友と銀河を旅する羽目に。という話。
で、何がいいって、ロボットのマーヴィンですよ!パッケージの右下の方にいる白いまんまるい彼です。彼は非常に人間的に作られたAIであり、ただひたすら落ち込んでいるのです(笑)しかもその落ち込み方が非常に可愛い。「もう生きていたくなんかない…」などと言いながら、主人公たちの後をひょこひょこ着いてくる様子がものすごく和ませてくれます。(きっと彼はロボット三原則に従っているのでしょう)
SF的にも非常に練られた世界観や設定がさりげなく使われていて、とても楽しめます。深く追求したらすごいことになりそうです。でも、そんなことを考えずにただ楽しむことも出来るあたりがまたよいのですが。
CGを殆ど使わず、宇宙人は(マーヴィンも!)着ぐるみというチープな作りと、随所に入るブラックジョークがまたいい味を出しています。