「李歐」 高村薫

李歐 (講談社文庫)

李歐 (講談社文庫)

評判は以前から聞いていたので、某所掲示板あたりで「春に読みたくなる」と書かれていたので手を出してみました。
読了後の感覚としては、もうちょっと後に読み始めた方が良かったかも。桜が満開の時期に読み終わりたかったです(笑)
てか、李歐が素敵なのも、一彰が李歐にめろめろ(笑)なのもよく分かったんですが、李歐が一彰に執着する理由がイマイチ分からない…;読み込み足りないのかな?
ま、余裕があったら自分の本棚に加えたい本ではあります。装丁もいいし。(その後しっかり購入しました)
因みにこの本は弟の部屋で留守番しながら読んでたんですが、母に「何の本?」と聞かれて、説明しようがないので黙っていたら、母も裏表紙の紹介文を見て沈黙してしまいました。どう解釈したんだろ。「またあやしげな本を」とでも思われたかな(苦笑)

「ナイトゲートのときからずっと、君のことは謎やと思うてきたが、この写真を見たら、案外何ということはない話やったのかなという気もしてきた」(p505)