「海底都市」 海野十三

これも風呂で読む文庫。SFというよりは少年向け冒険小説とでも言うべきかもしれません。
主人公はいきなり20年後の自分を体験できることになり、未来に行ってみると人類は海底都市に住んでいて…、という話。未来都市の設定や描写が結構細かくて面白かったです。
でも、どうせならこの設定でミステリを書いてくれればいいのになぁ、とか思ってしまうのはミステリ好きの悲しい性（苦笑）主人公が未来に行って探偵役にとか、犯人や被害者が、でも面白いと思うのですが。明記はされていないものの、未来旅行のお約束は結構しっかりしているようだし。