「"文学少女"と死にたがりの道化」野村美月

このラノを眺めてて気になったのでとりあえず一冊。
うん、遠子先輩可愛いわ〜(笑)
で、後書きで作者も書いてますがさりげにシリアスです。重く読もうと思えばいくらでも重く読めるラノベです。ライトで重い感じがとても私好みのよいラノベです。続きも読もうっと。
ところで、主人公は最近のラノベにありがちな疎外感を抱いた少年なわけですが、最近の現実において、これってどの程度「リアル」なんでしょう。覆面美少女作家だっただの、目の前で人に死なれたことがあるだのはさておいて。「世界」に違和感を感じたり、疎外感を感じたりして生きている高校生ってどんだけ一般的なんでしょうね。大学生でも社会人でもいいけど。この作品が売れてるところを見ると、結構「リアル」なのかな。それとも「リアル」じゃないから売れるのか?
そんなことを考えながら読んでました。この作品に始まったことじゃないけど、「壊れた」少年少女が主人公のラノベって結構多いですよね。こんなにいたら、ちょっと「壊れた」くらいではそれってもう「壊れて」ないんじゃない?ってくらい(苦笑)実際、どうなんでしょう。自分も含め少々「壊れた」友人を多く持つ身としては気になります。自分の周囲の「壊れた」人間密度が高いだけ?それはそれで怖いなぁ(苦笑)