「ふたり探偵―寝台特急「カシオペア」の二重密室」黒田研二

随分前に読み終わっていたのですが(現在19日)、何を書けばいいのか分からず、放置してました(爆)しかも、放置している間に他の本も読んだので、内容忘れかけ(殴)とはいえ、とりあえず読んだミステリは全部記録しておくことにしているので、覚えている範囲で書きます。
設定は、いつもながらに素敵です。バカミス度では「嘘つきパズル」に劣るし、リアリティという意味では「今日を忘れた〜」や「霧の迷宮〜」の方がずっといい、という微妙なラインの設定ではありますが、まあ、面白いからいいでしょう。何より、設定と解決がきちんと絡んでるし。うん、ああくるとは思いませんでした。個人的には、インターネットの使い方が結構リアルで興味深かったです。身近なネタがあると、ついつい粗探しをしてしまうものですが、とりあえずはそれほど違和感のある使い方はしていなかったし。まあ、作者の年代やなんかからすると当然ですかね。
ところで、この装丁は結局なんだったんでしょう??美少女フィギュアにしてはあまりにも…。母には「オタクが読む本?」と言われましたが(笑)ま、ミステリおたくもオタクには違いない。