「阿弥陀ヶ滝の雪密室 ふたり探偵シリーズ」黒田研二
- 作者: 黒田研二
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/05/21
- メディア: 新書
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一応、前作に引き続き、トラベルミステリーらしいのですが、何故かそんな感じがしません。まあ、前作も夜行列車の中というだけで、あまりトラベルらしい要素は無かったんですが。今回は、前作よりは色々動いているわりにはトラベルって感じがしないんですよねぇ。やっぱり、温泉旅館が出てこないとダメなのか?(笑)あ、元々旅先で事件にあってないってのもあるかも。帰り道だったり、事件の解決のために旅に出たりしてるんで。
今回も、インターネットの使い方は面白かったです。多少、事が都合よく運び過ぎている感は否めませんが…。ふたり探偵の設定は引き継がれたものの、前作で出てきた設定が忘れられたかのようにまったく言及されていないのは少し残念。つか、肉体疲労って精神だけでどうにかなるものではないと思うのですが(苦笑)乳酸とか溜まらない体質なのか?
しかし、結局のところ、今作も前作も探 偵が勘違いや思い込みで謎を作って複雑化させ、それを探 偵が解いているだけのように思えるのは気のせいでしょうか(苦笑)