「名探偵コナン 探偵たちへの鎮魂歌(レクイエム)」

コナン映画10周年記念作品。オールキャラ登場…、というか無理にでも登場させるために作ったような映画(笑)このキャラはここでこうやって出して…、みたいな意図が大人から見ると丸見え。まあ、ある意味面白いですが。
相変わらず、突っ込むべきところは多々。まず依頼人が意味不明。アクションが無駄&無茶。真犯人も意味不明。因みに、意味不明なのは主に動機ですかね。行動も結構なレベルで意味不明だけど。
とはいえ、事件と推理はそこそこ面白いです。おっちゃんも珍しくかっこいいとこ見せてくれます。怪盗キッドの格好良さも健在。一部なんかは、困ったときのキッド頼み、って感じでかなり無茶もさせられてますが(苦笑)つか、サブマシンガン片手で軽々と乱射するのはどうよ?高校生。
細かいことを言えば、白馬探偵(=キッド)の人質って結局誰だったの?つか何故に&どうやって入れ替わってたの?とか、無 線L ANが壊れたから直接繋げば…、って早く気づけよ!とか、最終的に犯人は自己愛の固まりだった、ってのはいいとして、あのパス ワード設定したのって誰よ?とか、依頼人がコナン=新一だと気づいた(というか思いこんだ)理由はいいとして、最初のあたり普通に子供声で喋ってた時点で違和感は感じなかったのか?とか、……まあこの辺で。
まあ、少なくとも「銀翼の魔術師(マジシャン)」よりは百倍くらいいい映画でした。これで依頼人と真犯人の行動さえもう少し納得させてくれれば……。