「戦う司書と虚言者の宴」山形石雄

戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書の新刊。発売直後に入手はしていたのですが、タイミングが悪く積んだままになってました。
今回は、第一部完、だった前巻を受けて第二部に入るまでのインターミッション的な感じ。各キャラクターを配置しなおしたり、整理したり。これまでに登場したキャラクターの名前がポンポン出てくるのですが、前巻から結構間が空いてたので、思い出すのに苦労しました;そろそろまとめて読み返した方がいいかな(そんな暇がどこにある)
今回はちょっとアクション控えめ。「戦えない」ただの人間であるオリビアがいかにして武装司書たちを追い詰めるための布石を敷いたか、というのがメイン。しかし、伏線とミスリードの配置、回収は見事です。時間軸がころころ変わる細切れの書き方をしているのに、すっと頭に入ってくるのもいい感じ。さくさく読めました。